その5

≪中道第一≫主義

▼ 「中道」とは   
      ★中道についての概要は、『般若心経マスターバイブル』 前篇第二章第二節「中道コンシャス」を御覧下さい。
      ★中道についての詳しい解説は、『真我瞑想法スートラ』 第7章〜10章までを御覧下さい。


 中道とは、偏りのない「ベストのバランス」を保つ道を意味します。何事であれ、「行き過ぎ」や「不足」は起こりがちです。対比的な二者を天秤にかけてみると、片方に偏っていることは日常茶飯事でしょう。
 しかし、「神様」を「完全な存在」だと考えるならば、「過剰または不足」という状態は、人間側の未熟なエゴのあやまちでしかなく、人間のエゴの罪であり、人の自我の偏りであると言えます。
 ですから、人為を超えた「完全さ」を目指す
「叡智のヨーガ」では、何事であれ「過不足」のないように心掛け、ベストのバランス(案配)を意識的に探究し、それに少しでも近づこうとして修行して行きます。

≪完全な理性は、すべての極端を避ける≫ 

   これは−−「バランスと現実の均衡重視」−−を意味しています。

 これはフランスのモリエールの戯曲の中のセリフですが、宗教の修行においては、とりわけ意識すべき課題です。

▼ カルト宗教は(バランスをとる)中道を嫌い、(一方的な)極端を愛する

 危険なカルト宗教教団は、どれもみな中道から大きくはずれています。ということは、逆に言えば、
中道を保持している宗教教団がカルト化する危険は無い、と言えるでしょう。
 
中道は「常識的な感覚(コモン・センス)」に通じるので、中道を重んじる人は、社会常識から大きく逸脱することが有りません。
 ですから、
「安全な宗教を選びたい」とお望みの方は、「中道を重んじる宗派」を選択するべきです。
(世の中には、エゴが強く、過激な教えが好きで、そのために、好んでカルト宗教に入信する人々も少なからずいます。これは「類は類を呼ぶ」現象です。)


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このページの最終更新日 2004/3/25

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